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ベンチャーが狙い目!?「パラレルワーク」を成功させる方法

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本業とあわせて、パラレルワークを持つことは大変と考えている人が多いです。
しかし、それは間違いです。

多くの人は、「パラレルワークをすることを会社に言いにくい」、「週末だけの働き方を受け入れてくれる企業なんてない」と考え、いまの経験やスキルでパラレルワークをすることは難しいと感じています。
一方、企業では、「経験とスキルを持った即戦力の人を、リモートワークでも一緒に働きたい」という声をよく聞きます。

実際に私は、東証一部の企業で働きつつ、3つのパラレルワークを持っています。
しかし、パラレルワークを成功させるにはコツが必要です。
そのため、この記事では、パラレルワークではベンチャーが狙い目である理由、パラレルワークを見つけるコツなどを紹介しています。

パラレルワークはベンチャーが狙い目な理由とは

パラレルワークで、ベンチャーが狙い目と考える理由は以下の3つです。

  1. 人材が不足している企業が多い
  2. スキルある人を積極的に採用したいと答える人が多い
  3. 正社員を雇えるほどの資金力はまだない

それぞれを詳しく説明していきます。

人材が不足している企業が多い

ベンチャー企業では、常に人材不足で悩まされています。
理由としては、ベンチャー企業は少人数で始まっており、資金調達や初期検証を終えた直後に、必要な人材を確保する必要があります。
つまり、ビジネスの成長スピードと、人材確保のスピードが追いついていなく、ビジネスを成長させたいけど、人手が足りないという悔しい思いをしているのです。すべての企業が人材獲得の悩みを抱えているわけではありませんが、「人手不足」だと応える企業は多いです。

以下は、スタートアップの課題に関するアンケートです。

時期 人材獲得の獲得・活用
創業期 73.5%
成長期 66.7%
IPO 53.5%

(引用:ベンチャー企業の人材確保に関する調査)

これを見ると分かるように、ベンチャー企業では、創業期に73%、成長期に66%の企業が人材不足と答えています。
そのため、採用費を抑えつつ、優秀な人の力を借りたいと考える企業が多いのです。

スキルある人を積極的に採用したいと答える人が多い

ベンチャーでは、他の企業よりもスキルやアイデアで勝っており、かつそれをスピーディーに実行する必要があります。
そのため、リモートワークや週末だけの仕事でも、スキルや経験を持った人材が手を貸してくれることが大きな事業推進につながります。
以下は、ベンチャー企業が採用するを考えている人材調査です。

人材の不足分を補うために採用・活用を考えている人材

(資料)三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング 経済産業省委託調査(平成 21 年 3 月)「平成 20 年度中小企業における人的資源の活用に関する調査報告書」

約7割の企業が経験者を採用したいと答えております。
ちなみに私も、ウェブマーケのスキルを起点に周囲から重宝されております。
Ruby, Go, Python, PHPなどの言語を書ける場合は、スキルを切り出せるためなおさら大切にされます。
自分の経験を役に立てたい、スキルを研鑽したいという理由であれば喜んで迎え入れられるケースが多いため、
パラレルワークを持つことは難しいという考え方は真っ先になくすべきでしょう。

正社員を雇えるほどの資金力はまだない

成長のドライブがかかったばかりのベンチャーは、正社員を雇うほどの人件費に余裕がないところが多いです。
例えば、いい人がいても毎日発生する業務ではない場合、フルタイムで雇用することは難しいです。

しかし、一部の役割を限られた時間で手伝ってくれる存在はありがたく重宝されます。
そのため、スキルがあるような人が週末に少し働くというニーズと相性がいい企業がベンチャーには多いです。

パラレルワークをしやすい業界・職種

続いて、ベンチャーの中でもパラレルワークにおすすめな業界・業種をご紹介します。
もし業界・職種にそこまで強いこだわりが無いのであれば、是非参考にしてください。
また、こだわりがある人も、希望している業界・職種が受かりやすいのか、参考にしていただければと思います。

働きやすい職種:マーケティング

マーケティングの職種は、スキルの切り分けがしやすいため、パラレルワークにはかなりオススメです。
リスティング, SEO, SNS広告運用, メディア運用のスキルや経験がある方は、興味のある仕事が見つかりやすいです。
特に最近では、IT業界が急速に伸びているため、今後世界をまたいで仕事が存在します。

私もパラレルワークを推進する会社に話を伺いましたが、VR事業、メディア事業、CtoCのマッチング事業などで、
広告の運用をしてほしいという案件は多数存在していました。また、マーケの同僚も他社の案件をかけ持っています。

IT業界では会社が急速に成長していくため、それに合わせて都度マーケティング戦略を打ち立てて運用する必要があります。
興味のあるテーマで、新しい経験を積むため、一度検討してみてはいかがでしょうか。

働きやすい職種:エンジニア

私が説明する必要もありませんが、エンジニアはいまどこの企業でも引く手あまたな状態です。
以下は、インターネット専門職(Webエンジニア含む)と括られている業種の有効求人倍率です。
エンジニアの有効求人倍率
(参考:リクルート 2017年11月の転職求人倍率を発表。11月は1.90倍(前年同月差 +0.09))

新規事業を推進したい企業がたくさんありますが、それを実装できる人たちは世の中で少なく、とても重宝されています。
実際に、複業で始められる案件もエンジニアは多く、週10時間で月給30万という案件がゴロゴロと転がっております。
転職するまではないけれど、他のサービスに関わってみたい。成長サービスに関わって、スキルを研鑽したいという方はオススメです。

働きやすい職種:セールス

多くの企業では、営業の職種で募集を掛けています。
その理由は、その企業が行っているビジネスを一番早く、頭で、体で理解できるからです。

他社に対して、自社を売り込むということは、他社・自社の両方を深く知る必要があり、結果を出すためには必然的に、企業を取り巻く環境を理解しなくてはいけません。
なので、会社全体で人材不足になっており、まずは営業を採用し、その後に最適な職種に割り振りたいと考えている企業が多い印象を受けます。

マーケティング職、エンジニア職、営業職が受かりやすいと記載しましたが、これはあくまでも一例です。
人の得意・不得意な分野、受ける会社の考え方によっては、全く異なります。
そのため、受かりやすい業界・職種を把握した上で、受ける会社は受かりやすいのか、受かりづらいのか理解するようにしましょう。

 

パラレルワークを推進している会社一覧

DeNA:「フルスイング」


DeNAは、2017年10月2日、副業制度をはじめとする新たな人事制度「フルスイング」の運用を始めたと発表しました。社外だけでなく同社内の他部署の仕事も、一定の条件の下で兼務できるようにしているそうです。もはや、会社内におけるパラレルキャリアですね。複数の職務経験を並行して積むパラレルキャリアを望む社員の要望を尊重することで、仕事へのモチベーションを高める狙いだとのこと。

他の企業で仕事をしたり個人で起業したりする副業については、上司と面談したうえで内容を決め、希望する社員や同社の既存業務に相乗効果が見込めるかどうかは問わないそうです。

ただ、意外とこの上司と面談することや、副業申請書を会社に通すことが至難の業だったりします。会社に副業申請を通す際のコツは別途記載したいと思いますので、参考にしてみてください。

エンファクトリー:「専業禁止」


「副業禁止」を規則とする企業が多いなか、真逆の「専業禁止」を謳う会社で有名なエンファクトリー。一時はテレビでも引っ張りだこでしたよね。オンラインショッピング事業を中心に手掛ける会社で、自社の仕事だけをする社員を雇わないわけでも、解雇するわけでもない。一般的には副収入を得る手段として語られる副業だが、同社の場合は複数の事業を掛け持つことを推奨しており、実際に社員の半数以上が、別の働き口を持っているとのこと。もうひとつの仕事で、月収数十万を稼ぐ人材もいるとか。

実践した結果は、メリットしかないそうです。内容を一部抜粋して掲載しておきます。

― 個人と会社、双方のメリットを期待して用意されたわけですが、実際に会社側のメリットはあったのでしょうか?

加藤:
残業時間が20%くらい減った事実はありますが、それ以上に人材の自立や育成としての利点が非常に大きいんですよ。

社員の能力を伸ばそうと思ったら、実務の他に考えられるのって、いわゆる研修じゃないですか。でも研修って一時的には盛り上がるけど、持続性がない。限界があるんですよ。だったらもう外で、他流試合をやることによって自ら伸びていくほうがよっぽど効果がある。

外でやるヤツは、色々な意味でしっかりしてきました。プロとしてお客さんと対峙して、値決めもそうですし、お金をちゃんともらって儲かってるのかってやるし。世の中の仕組みで言えば確定申告とかの話もして、リテラシーが格段に上がるんです。

ジェネラルにやることで、経営者目線を持てるようになるってことなんですけど。仕事の進め方や予算に対しても目線が上がる。自分の体験として経営を捉えられるようになるんですよね。

パラレルワークを取り入れることで、個人として力をつけて会社に還元できるようになる。もたれ合うとかじゃなくて、対等な立場で企業と個人が向き合えるようになるって、良い関係ですよね。

サイボウズ:「副業禁止を禁止しよう」


言わずと知れたサイボウズ。副業OK!独立OK!を説く会社として有名。会社の名前を出さなければ、申請不要だとか。

当然ながら会社の資産を毀損する副業や勝手にサイボウズのブランドを使うのは禁止しています。会社の名前を使う際は事前に会社の承認を得ることが必須です。ピアノを教えるとか、テニスコーチをするとか、自分の名前で本を書くとか、誰かに頼まれてプログラミングしてあげるとか、その辺りは自由にやってくれればいいんです。

自立できるならいいじゃないですか。「副業のほうがもうかって、逆にサイボウズを副業にしたいのですけれど」となっても。

大事なところは評価です。サイボウズで働いて出すアウトプットに対してどれだけ評価してお金を払うかです。アウトプットが減ってくるのなら給料は減ります。これを減らさずにいるとモラルハザードになっていくのではないでしょうか。

リクルート:「ダブルワーク」


リクルートはもちろんOK!但し、申請制度かつ本業と競合しない範囲でのみということ。リクルートは、サービスの種類が多岐にわたるため、意識しないで副業したらかぶっていたなんてことがありそうですが。

元々僕、ダブルワークのままでリクルート入ってて、最初の新人紹介みたいな社内のこういう冊子で紹介されたんですけど、そことかでも自分でやってるブランドを宣伝とかしちゃって。
質問の答えになってるか分からないんですけど、建築とか、あと音楽もやっていたんですけど、尖ったものを作ろうとしている人って、すごい狭い世界で頑張るんですよ。
(省略)
でも受け入れられるには理由があって、こんだけ色んな人が普通に使ってるサービスを作っている会社で、ちょっと中を見てみようかなと、世の中を動かすデザインを1回知ってみようと思って、僕はリクルートに入りました。
だからあくまでもずっとダブルワークしつつ、ちょっとスパイじゃないんですけど、どういうデザインと、どういうモノづくりが世の中を動かしているのか知ってみようと思って、マイナーなところからメジャーなところに、ちょっと両方に足をかけてみようかなと思いました。

パラレルワークを成功させる方法

最後にパラレルワークを成功させる方法をまとめて紹介します。
私の周りでも、以下の方法を実践して、成功した人が12名/15名中いるので、成功確率はグッと高まるはずです。

1.パラレルワークを進めるエージェントを使う

これは正直必須なので、使う予定が無い人は要注意です。
私自身、いまはパラレルワークをしておりますが、最初の方は全く上手くいきませんでした。
その時の自分は、スキルを身に着けたい、お金が少しほしいということを全面に押し出してしまい、「長く続かない人だな」と仕事先に認識されてたようです。
しかし、エージェントを依頼し、そのような自分の悪い部分、つまりパラレルワーク探しに失敗する要因をアドバイス頂き、そこからは色んな会社から声をかけていただくことが出来ました。

転職エージェントは無料で利用することが可能なので、ぜひ使うことをオススメします。

2.パラレルワークの案件があるサイト、アプリを利用する

おそらくパラレルワーカーとして働くために、いくつかの企業の採用ページなどを見ているかと思います。
しかし、それでは効率が悪いため、サイト、アプリ(パラレルワークに特化したサイトなど)を活用し、
自分が意識してなかった・知らなかった企業も見てみるようにしましょう。

特に第二新卒では、無意識のうちに考えが凝り固まり、企業に対して偏った見方をしているケースがよくあります。
その偏った見方を無くすためにも、気持ちを改めて、色んな会社を見るようにしましょう。

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